音楽がバスケットボール練習中の選手のパフォーマンスと心理状態に与える影響

バスケットボール選手が練習中に音楽を聴くことが、選手のパフォーマンスや心理状態にどのような影響を与えるかを調査した論文があったので、面白そうだったので紹介。

音楽のテンポやリズムが選手の動きや集中力に影響を与えることが分かりました。

特に、選手が好む音楽を聴くことで、ポジティブな気分やリラックス感を引き出し、パフォーマンスが向上することが示されています。この研究から、高校生が練習中に音楽を活用することで、より効果的な練習ができることがわかります。

Karageorghisら(2012)のレビュー論文では、運動分野における音楽の影響について検討されています。

音楽が運動者の心理的・生理的状態に影響を与えることが示されており、特に選手が好む音楽を聴くことで運動パフォーマンスが向上する可能性があることが報告されています。

また、Terryら(2012)の研究では、トライアスリートがトレッドミルで走る際に同期した音楽を聴くことがパフォーマンスに良い影響を与えることが示されています。これらの研究を参考に、バスケットボール選手が練習中に音楽を活用する方法を検討することができます。

参考文献: Karageorghis, C. I., & Priest, D. L. (2012). Music in the exercise domain: a review and synthesis (Part I). International Review of Sport and Exercise Psychology, 5(1), 44-66.

Terry, P. C., Karageorghis, C. I., Saha, A. M., & D’Auria, S. (2012). Effects of synchronous music on treadmill running among elite triathletes. Journal of Science and Medicine in Sport, 15(1), 52-57.