NBA選手GSWのケヴィン・デュラント選手が自身のアキレス腱の手術を終えてsnsで写真をアップされていますね。無事に終わってよかった。
KD shares a message after undergoing successful surgery to repair a ruptured Achilles tendon today. (Via @KDTrey5) pic.twitter.com/mEaqWDyzgh
— NBA on TNT (@NBAonTNT) 2019年6月12日
今日は怪我についての記事です。
一応、普段は医療職なんでけが人のレントゲンやMRIの写真は普段撮りまくっています。
バスケットの怪我は下肢(膝とか足首)に多いようですね。膝だったら前十字靭帯、足首だったら捻挫やアキレス腱の怪我。
もちろん腰痛や、顔面にぶつかったって怪我もあると思いますが、少なくても僕が働いている病院には膝や足首の怪我が多い。
今日はアキレス腱について少し。
アキレス腱(achilles tendon)はふくらはぎの筋肉と踵骨(heel bone)っていう踵の骨をつないでいる腱ですね。
踵をあげる運動、つま先立ちとかダッシュ、ジャンプ動作の時に機能していて運動においてはめちゃめちゃ重要な役割を果たしています。
30歳を超えるくらいから、このアキレス腱の柔軟性が低下してきて無理な体勢や筋力の低下などが受傷原因になっています。
バスケでもかなり多い怪我ですよね。僕の友達もバスケ中何人かやっています。
上の写真はMRIっていう検査なんですが、足首を縦斬りして横から観たものです。
左の写真は炎症や水が白く見える撮像法(T2脂肪抑制画像)なんですが、アキレス腱の部分赤い矢印のところが白くなっていますね。これが断裂している部分です。
よく見るともう少し下の部分(写真右の小さい矢印)も部分断裂しているようですね。
アキレス腱断裂は結構回復までに時間がかかるかなっていう印象ですね。
僕の友達は手術して一年近くリハビリしていたような。
2通りの治療法があって直接縫合する手術療法、人にもよりますが半年くらい経てば瞬発系の運動は徐々にできるようになる印象。
スポーツしない方で手術痕残るのは嫌って人はギブスで固定して保存療法って手段もあるようですね。
予防法なんですがしっかりストレッチやウオーミングアップってサイトには書いてあるんですが、部活やってる人とかプロスポーツ選手とかしっかり柔軟している人もなっていますから。100パーセント予防できないけど確率は下げれるかなってとこでしょうか。
あと、どういう時に起こるのか知っているのって結構重要だと思っていて、それを意識するだけで予防につながるかなって個人的には思っています。
アキレス腱断裂だったら下腿三頭筋が急激に収縮した時とか、着地の動作で急に筋肉が伸ばされた時に起こります。僕の友達は後ろダッシュし始めた時に切れました。
ストレッチやウオーミングアップ以外にお勧めしたいのは中敷(insole)ですかね。
僕も仕事の靴とかに使ってますが、膝の痛みなくなりました。
アキレス腱切れてないけど、バスケしたり走ったりするとアキレス腱のあたり痛いって人には個人的にsuper feetっていうinsoleをお勧めしています。
NBA選手にも使用されている方結構いるみたいですね。
気になる方は是非。