
ピストンズが東カンファレンス首位でプレーオフへ
デトロイト・ピストンズが4月4日(現地時間)、フィラデルフィア・76ersを116-93で撃破し、東カンファレンス第1シードを正式に確定させた。ピストンズが東地区のトップシードを獲得するのは2006-07シーズン以来、実に19年ぶりの快挙だ。
この試合では、トバイアス・ハリスが19得点、ダニス・ジェンキンスが16得点14アシストを記録し、チーム全体でバランスの取れた攻撃を展開。今季の成績を57勝21敗とし、東カンファレンスで圧倒的な強さを見せている。
エースのカニンガム不在でも勝ち続けるチーム力
特筆すべきは、エースのケイド・カニンガムが3月17日のワシントン・ウィザーズ戦で左肺の気胸(肺虚脱)を発症し、約3週間にわたって離脱していたことだ。カニンガムはこの試合でわずか5分間プレーしただけで離脱を余儀なくされた。
しかし、ピストンズはエース不在の10試合で8勝2敗という驚異的な成績を残し、チームとしての層の厚さを証明した。この結果が、最終的に東地区1位確定という形で実を結んだのだ。
カニンガムの今季の活躍
離脱前のカニンガムは、今季平均24.5得点、9.9アシスト、5.6リバウンドを記録し、MVP候補にも名前が挙がるほどの圧倒的なパフォーマンスを見せていた。
特に印象的だったのは、11月10日のウィザーズ戦で記録したキャリアハイの46得点に加え、12リバウンド、11アシスト、5スティールのトリプルダブル。NBA史上初となる「45得点以上・10リバウンド以上・10アシスト以上・5スティール以上」を1試合で達成するという歴史的な記録だった。
カニンガムは2025年にオールスターおよびオールNBAチームに初選出されており、今季もその実力を遺憾なく発揮していた。
カニンガム復帰でプレーオフに向け万全の体制へ
朗報として、4月8日時点の報道によると、カニンガムは間もなく復帰する見込みだ。復帰プロトコルに入っており、レギュラーシーズン最終週からプレーオフに向けてコンディションを整えていく予定とされている。
エースの復帰により、ピストンズは東カンファレンス1位としてプレーオフに万全の体制で臨むことになる。4月18日に開幕するNBAプレーオフで、ピストンズがどこまで勝ち進むことができるか注目だ。
ピストンズの復活劇
今季のピストンズの躍進は、フランチャイズにとって大きな転換点となっている。昨季すでに30勝の上積みに成功し、2008年以来初めてプレーオフでの勝利を経験していたが、今季はさらなる飛躍を遂げた。
J.B.ビッカースタッフHCの指導のもと、若手とベテランが見事に融合したこのチームが、19年ぶりの東地区制覇、さらにはNBAファイナル進出を果たすことができるのか。2026年のプレーオフは、ピストンズにとって歴史的なシーズンの集大成となるだろう。

バッシュ.com 
