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サラリーキャップ迂回でNBA史上最大級の制裁
NBAは、ロサンゼルス・クリッパーズとカワイ・レナードを巡るサラリーキャップ迂回疑惑について、独立調査の結果と処分内容を発表した。調査は法律事務所Wachtell, Lipton, Rosen & Katzが担当し、クリッパーズ側に組織的な不正行為と複数の重大な規則違反があったと結論づけている。同球団はキャップ迂回規則の違反歴がある「再犯」にあたる点も指摘された。
制裁内容
- スティーブ・バルマー・オーナー: リーグおよび球団のすべての活動から1年間の資格停止
- 球団: 3,000万ドルの罰金(NBA史上最高額)、2029年から毎年1枚・計5枚の1巡目指名権を剥奪
- ジリアン・ザッカー(ビジネスオペレーション部門プレジデント): 1年間の無給出場停止
- ローレンス・フランク(バスケットボールオペレーション部門プレジデント): 6か月間の無給出場停止
- カワイ・レナード: 70万ドルの罰金。契約の無効化や出場停止は科されず
何が問題とされたのか
調査が問題視したのは、クリッパーズが自ら主導する形で、球団と取引関係にある4社 — Aspiration Partners、Boingo Wireless、Daktronics、Lockton Insurance — とレナードの間にコート外の収入機会を作り出していた点だ。
バルマー個人については、レナードのオフコート収入獲得を認識したうえで支援しようとしたこと、Aspirationがレナードとエンドースメント契約を結ぶ前提条件だと知りながらビジネス取引を承認したこと、そして組織にキャップ迂回規則を遵守させる体制を築けなかったことが処分理由として挙げられた。
今後の展望
バルマーは処分を受け入れ、謝罪の意を表明している。クリッパーズは5枚の1巡目指名権を失ったうえでレナードもトロントへ放出しており、チーム再建の道筋は一気に険しくなった。リーグ全体としても、オフコート契約を通じたキャップ迂回に対して極めて厳しい姿勢を示した事例として記憶されることになりそうだ。
Sources: NBA.com, ESPN, CBS Sports, CNBC
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