アーロン・ゴードンのシグネチャー第5弾、361° AG 5。CQTフォームによる厚めのクッションと、ダブルヒールカウンター+カーボン混入シャンクという重装備のサポートが特徴で、ダンカー向けに振り切った設計になっている。この記事ではFoot Doctor Zach、RicheeKim、TommyLiu、The Sole Dropの4名による実戦評価をまとめる。

このスニーカー、あなたはどっち?
基本スペック
| モデル名 | 361° AG 5(Aaron Gordon 5) |
|---|---|
| シグネチャー選手 | Aaron Gordon(アーロン・ゴードン) |
| 海外発売 | 2024年9月 |
| 海外価格 | $129.99(USD) |
| ミッドソール | CQT フォーム |
| シャンク | カーボン混入シャンク |
| サポート | ダブルヒールカウンター+TPUオーバーレイ+ストラップ |
| アッパー | 合成レザー/TPUコーティングメッシュ/パテントレザー |
総合評価とカテゴリー別スコア
総合スコアは8.2。サポート9.2は現行バッシュ全体でもトップクラスで、クッションの衝撃吸収も非常に高い。一方で素材の質感とタイトなフィットが評価を下げており、足の形を選ぶモデルだ。
TRACTION
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆(8.3/10)
TRACTIONの評価は8.3。多方向パターンに中程度の粘度のラバー。クリーンコートでのグリップは良好だが、ホコリには弱い。
良い点
- ホコリをあまり拾わず、完璧ではない室内コートでもよくグリップした(Foot Doctor Zach評)
- 安定してハードストップが取れ、キュッと鳴り続ける(TommyLiu評)
- クリーンコートでしっかり止まれる(The Sole Drop評)
注意点
- 非常にホコリっぽいコートでは苦戦する。こまめな拭き取りが必要(RicheeKim指摘)
- 前作AG4ほどのバイトはない(TommyLiu指摘)
CUSHION
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆(8.8/10)
CUSHIONの評価は8.8。CQTフォームのスラブ構成。前足部は枕のように柔らかく、ヒールは弾む。衝撃吸収は同価格帯でも上位だ。
良い点
- CQTスラブでヒールが生き生きとしており、前足部は枕のように保護的。踏み切りのリバウンドも良い(Foot Doctor Zach評)
- 非常にスプリングがあってレスポンシブ。ヒールの衝撃吸収とバウンスが素晴らしい(TommyLiu評)
- 衝撃吸収が優秀で快適。柔らかいがぐにゃつかない(The Sole Dropが高評価)
注意点
- 地面に近い感触や超レスポンシブさは犠牲になっている(RicheeKim指摘)
- スタックが高めで、コートフィール重視のプレイヤーには合わない

MATERIAL
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆(7.8/10)
MATERIALの評価は7.8。合成レザー、TPUコーティングメッシュ、パテントレザーの組み合わせ。補強は効いているが質感の評価は割れた。
良い点
- しっかりしていて耐久性がある。タンにパディングがあり、ダブルヒールカウンターも補強されている(Foot Doctor Zach評)
- 合成レザーのトゥキャップとTPUコーティングメッシュが構造と耐久性を高めている(RicheeKim評)
- 内側のライナーが気持ちよく、ロックダウンにも寄与している(RicheeKim評)
注意点
- 安っぽくプラスチッキーで、動くと低い音で軋む(TommyLiu指摘)
- パテントレザーが薄くて頼りなく、貼り付けたような箇所がある(The Sole Drop指摘)
SUPPORT
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆(9.2/10)
SUPPORTの評価は9.2。ダブルヒールカウンター、TPUオーバーレイ、カーボン混入シャンク、アウトリガー、ストラップ。装備量はクラス最高レベル。
良い点
- ダブルヒールカウンターと硬いカーボン混入シャンクが強いcontainmentと横方向の安定性を生む(Foot Doctor Zachが高評価)
- ヒールロックダウンが優秀。TPUオーバーレイとアウトリガーで横方向のcontainmentが強い(RicheeKim評)
- ストラップが足を固定してヒールスリップゼロ。トーショナル安定性も安心できる(TommyLiu評)
注意点
- 柔らかい丸みのあるフォームのせいで、ヒールが横方向にわずかに不安定(The Sole Drop指摘)
- 装備が多いぶん重量はある
FIT
⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆(7.2/10)
FITの評価は7.2。スナッグなローボリューム。細め〜中程度の足はTTSだが、幅広の足はハーフアップがほぼ必須になる。
良い点
- しっかりロックダウンされ、ヒールスリップは最小限。インソールを入れても安定する(Foot Doctor Zach評)
- ハーフブーティ構造で密着感がある。ヒールロックダウンは堅実(RicheeKim評)
- 履いてしまえばロックダウンは確実(TommyLiu評)
注意点
- トゥボックスと中足部がかなりタイトで、サイドウォールが内側に押してくる(TommyLiu指摘)
- つま先が窮屈で、パテントレザーが寛容でないため親指に圧迫感が出る(The Sole Drop指摘)

どんなプレイヤーにおすすめ?
着地の衝撃が大きい大柄なガード〜フォワード、そして足首の安定を最優先するプレイヤー向け。ゴードン本人のようにリムアタックを繰り返すタイプには理想的な組み合わせだ。逆に幅広の足のプレイヤー、軽さやコートフィールを重視する人には勧めにくい。
まとめ
AG 5は、サポートと衝撃吸収という「身体を守る」2項目を極端に伸ばしたモデルだ。素材の質感とタイトなフィットという明確な弱点はあるものの、コート上の安心感は$129.99という価格を大きく上回る。足の形が合えば非常に頼れる一足になる。
なお、361° AG 5は国内Amazonに安定した取り扱いがなく、前作のAG 4も同様のため、購入は海外通販(KICKS CREW、361sport等)または国内の並行輸入ショップが中心になる。
※引用元レビュアー:Foot Doctor Zach、RicheeKim、TommyLiu、The Sole Drop
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