PUMA HALI 1を履いたプレイヤー達のレビューまとめ|スペック・特徴・評価

概要(価格も)

Tyrese Haliburton初のシグネチャー「HALI 1」は、軽快さと安定感のバランスを狙った“実戦向け”モデル。ミッドソールはNITROFOAM系の反発・衝撃吸収を軸に、ミッドフットの補強(シャンク系)でねじれや横ブレを抑える設計。アウトソールはグリップ素材の評価が高く、特にトラクションが強みとして語られやすい一足です。

  • 海外価格目安:$129.99(≒$130)
  • 国内価格目安:¥19,800(税込)
  • 為替換算イメージ:$130 ≒ 約¥20,000前後(日々変動)

※点数は複数レビュワーの傾向を見て、バランス良く微調整しています。


TRACTION

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆(9.3/10)
トラクションの評価は9.3とかなり高い評価でした。

  • 止まりの強さ:踏み込んだ瞬間の“噛み”が強く、急停止→切り返しでズレにくいタイプ。サイドステップや細かい方向転換が多いプレーヤーほど恩恵が大きい。
  • グリップの質:吸い付き過ぎて引っ掛かるというより、一定のグリップが続いて読みやすい印象。足運びが作りやすい。
  • ダスト耐性:ホコリが多い環境だと体感が落ちる可能性があり、ワイプ前提で考えると安定。
  • 総評:屋内での武器になりやすい“強トラクション枠”。このモデルを選ぶ理由として最も多く挙がりやすいポイント。

CUSION

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆(8.3/10)
クッションの評価は8.3と高評価です(衝撃吸収寄りの味付け)。

  • 沈み方:柔らかさが先に来て、着地の衝撃をマイルドにする方向。ジャンプ着地や急停止が多い人に嬉しい。
  • 反発の出方:バネ感で跳ねるというより、沈む→押し返すの素直な反発。スピードを殺しにくい。
  • コート感:クッションが厚すぎず、接地感が分かりやすいという声があり、低重心で動きたいタイプと相性が良い。
  • 好みが分かれる点:柔らかめが合わない人も一定数いるため、満点方向には振り切らずスコアは抑えめ調整。

MATERIAL

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆(8.0/10)
素材の評価は8.0。高級感より軽さ・実用性を優先した評価です。

  • 質感:プレミアム素材というより“コストを抑えた実戦素材”の方向。ただしプレー中の邪魔になりにくい。
  • 通気性:蒸れにくい傾向で、長時間プレーでの快適性に寄与。
  • 足当たり:履き始めは当たりが出る可能性があり、**慣らし(ブレイクイン)**で改善するケースがある。
  • 総評:派手さや高級感より、動きやすさ優先の人には十分。素材だけで評価が上がるタイプではない。

SUPPORT

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆(8.4/10)
サポートの評価は8.4と高めで、安心して踏める部類です。

  • 安定性の核:ミッドフットの補強が効いて、ねじれに強く横方向のブレが出にくい。
  • 踏み込みの安心感:切り返しやストップ動作で、足が外に“逃げる”感覚が少ない。
  • 固定の方向性:ガチガチに固めるというより、自然に支える安定感
  • 総評:軽快さを残しながら、最低限以上の安定性を確保したい人に向く。

FIT

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆(7.7/10)
フィットの評価は7.7で、良い寄りですが“好みが割れる”項目です。

  • 基本傾向:普段サイズで問題が出にくい一方、足型によっては“余裕がある”と感じる場合がある。
  • ルーズに感じるケース:トゥ周りが広めに感じる人もいて、タイトな一体感が好きな人は注意。
  • 調整ポイント:紐をしっかり締める/ソックス厚を変える/アイレットの使い方でホールド感を上げやすい。
  • 総評:締め付けが苦手な人には好相性。ピタッとした一体感派は調整前提で考えると失敗しにくい。

DURABILITY

  • アウトソール摩耗:屋内では十分持ちそうという評価が出やすい一方、屋外常用だと摩耗スピードは上がる可能性。
  • アッパー耐久:素材が“実用寄り”なので、擦れが多い人・接触が激しいプレーだと消耗が早まる可能性。
  • 運用のコツ:週に何度も履くなら、ローテ運用で寿命を伸ばしやすい。
  • 総評:屋内中心なら十分。屋外メインなら割り切りが必要。

WIDTH

  • 傾向:過度に細い印象は出にくく、標準〜やや広めの足でも合わせやすい可能性。
  • 注意点:逆に“細足でタイトが好き”な人は、FIT項目のとおり締め方で調整したい。
  • 総評:万人向け寄り。幅広勢にとっても候補になりやすい。

SIZE

  • 目安:まず普段サイズで合わせやすい。
  • 迷う人:タイトなホールドを重視→普段サイズ、ゆとりが欲しい→ハーフ上げ検討(ただし上げすぎは前滑り注意)。
  • 総評:大きく外しにくいが、フィットの好みで微調整すると完成度が上がる。

OUTDOOR

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆(7.2/10)
屋外の評価は7.2で「やれるけど最適解ではない」位置づけです。

  • プラス要素:グリップ素材・トレッドの評価は良く、屋外でも“使える”と感じる人はいる。
  • マイナス要素:屋外の砂埃・路面が荒い環境だと、グリップの体感や摩耗が課題になりやすい。
  • 結論:屋外“たまに”ならOK、屋外“メイン”なら耐久特化モデル優先が無難。

まとめ

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆(8.4/10)
HALI 1は、トラクションがトップ級で、そこに安定性(ねじれ・横ブレの抑制)と十分な衝撃吸収が乗る“実戦寄りの優等生”。素材の高級感は控えめでも、プレーの邪魔をしない軽さが魅力。フィットだけ好みが割れるので、タイト一体感派は紐やソックスで調整前提にするとハマりやすいです。


参考レビュワー

  • Foot Doctor Zach
  • RicheeKim
  • TommyLiu
  • Snkr Tech Talk
  • MARKCHES
  • The Sole Drop