
デトロイト・ピストンズのエース、ケイド・カニンガムが3月17日のワシントン・ウィザーズ戦で肺虚脱(気胸)を発症し、少なくとも1週間以上の離脱を余儀なくされた。レギュラーシーズン残り6試合の時点で61試合の出場にとどまっており、NBAの「65試合ルール」によりMVPを含むシーズン終了後の個人賞レースから事実上脱落した。
今季のカニンガムは圧巻のパフォーマンス
カニンガムは今シーズン、平均27.3得点、9.9アシスト、5.4リバウンド、1.4スティールという驚異的な数字を残しており、シーズン序盤からMVP候補として名前が挙がっていた。特に3月初旬にはDraftKingsのオッズで+1400のMVP候補トップ3に入るなど、その評価は非常に高かった。

ピストンズはカニンガムの活躍により東地区首位を快走。昨季のリーグ最下位からの劇的な復活劇は、NBA史上でも最も印象的なターンアラウンドの一つとして語られている。
65試合ルールの壁
NBAは2022-23シーズンから、シーズン終了後の個人賞(MVP、最優秀守備選手賞など)の受賞資格として、レギュラーシーズン82試合中65試合以上への出場を義務付けている。カニンガムは負傷時点で61試合の出場にとどまっており、残り試合すべてに出場しても65試合には届かない計算だ。
チームメイトのジェイレン・デュレンは「ケイドがMVPやオールNBAから外れるのは不公平だ。彼が今季やってきたことを見れば、誰もが認めるはず」と悔しさをにじませた。
ピストンズのプレーオフへの影響
幸いにもピストンズは東地区1位シードをほぼ確定させており、カニンガム不在でもプレーオフのホームコートアドバンテージを失う可能性は低い。しかし、プレーオフでのカニンガムの状態が最大の懸念材料となっている。チームはカニンガムの復帰を慎重に見守りつつ、プレーオフに万全の体制で臨む方針だ。
MVPレースは現在、オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(DraftKingsオッズ-360)とサンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマの一騎打ちとなっている。
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