
画像引用元: Wikimedia Commons(Jalen Duren/デトロイト・ピストンズ)
ジェイレン・デューレンとピストンズの交渉が「険悪」に——夏の終わりまでもつれ込む泥沼
制限付きFAとして夏を過ごしてきたピストンズのセンター、ジェイレン・デューレン。その契約交渉が8月下旬に入っても決着せず、関係者から「noxious(有害・険悪)」という表現まで飛び出す状況に陥っている。
NBC SportsのKurt Helinが報じたところによれば、両者の隔たりは依然として大きい。ピストンズ側は「デューレンを満足させる金額」と「払い過ぎない金額」のバランスを探っているが、その最適解が見つかっていない。
交渉のポイント
- デューレン側は年平均4000万ドル超を要求してきたと報じられている
- 対するピストンズの提示は年平均3000万ドル前後のライン
- 7月初旬の時点ですでにFA市場に残留しており、そこから1か月半以上が経過
- 交渉の雰囲気は改善どころか悪化しているとの証言
背景・ストーリー
デューレンは2022年ドラフト1巡目でリーグ入りし、ピストンズの再建期を支えてきた若きビッグマンだ。昨季のプレーオフではケイド・カニンガムと並ぶ形でチームを牽引し、Game 6では15得点11リバウンド3ブロックという数字を残している。
問題は市場環境である。今夏のFA市場ではすでに大型契約が出揃い、キャップスペースを持つ球団はほとんど残っていない。制限付きFAであるデューレンにとって、外部からのオファーシートで交渉を有利に運ぶ道はほぼ塞がれている。
一方のピストンズも、カニンガムに続く第2の柱としてデューレンを手放すつもりはない。だからこそ、両者は「出ていけない選手」と「手放せない球団」という膠着状態にはまり込んでいる。
今後の展望
トレーニングキャンプ開始は9月29日。それまでに決着しなければ、デューレンがキャンプに合流できない事態も現実味を帯びる。
選択肢としては、クオリファイングオファーを受け入れて1年後に完全FAとなる道もあるが、その場合デューレンは1シーズンを大きなリスクを負って戦うことになる。イーストの上位を狙うピストンズにとって、開幕前に抱えるには重すぎる不確定要素だ。
Sources: NBC Sports, Hoops Rumors, Spotrac
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