
2ヶ月の離脱を乗り越え、カリーがついにコートへ
ゴールデンステート・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーが右膝の怪我から復帰する見込みであることが明らかになった。カリーは1月30日のデトロイト・ピストンズ戦で右膝の痛みと腫れにより離脱して以降、実に27試合連続で欠場しており、約2ヶ月ぶりの実戦復帰となる。
復帰戦は4月6日(日本時間7日)のヒューストン・ロケッツ戦が予定されている。カリーは復帰に向けて2回のスクリメージ(実戦形式の練習)を成功裏にこなし、正式な出場許可が下りる見通しだ。
「ランナーズニー」との戦い
カリーを苦しめたのは「ランナーズニー」と呼ばれる右膝の症状だった。1月24日にミネアポリスでのワークアウト中に痛みが発生し、数試合はプレーを続けたものの、1月30日に離脱を余儀なくされた。
カリー自身、この怪我について「過去の足首や膝、尾骨の怪我とは全く異なる経験だった」と語っている。明確な回復タイムラインが存在せず、治癒が完了するまでコートに立つことができないという予測不可能な状況が続いたという。リハビリ中にも何度かセットバック(後退)を経験しており、復帰までの道のりは決して平坦ではなかった。
カリー不在の影響は数字が物語る
カリーの不在はチーム成績に如実に表れている。今シーズン、カリー出場時のウォリアーズは23勝16敗と勝率5割を大きく上回る成績を残している。しかし、カリー不在の38試合では13勝25敗と大きく負け越しており、カリーの存在がいかにチームにとって大きいかが明白だ。
今シーズンのカリーの個人成績も依然としてハイレベルで、出場39試合で平均27.2得点、3.5リバウンド、4.8アシストを記録。フィールドゴール成功率46.8%、3ポイントシュート成功率39.1%と、38歳を迎えてもなお衰えを知らないパフォーマンスを見せている。
プレーオフ進出に向けた厳しい戦い
カリーの離脱中にウォリアーズは西カンファレンスの順位表を転落し、現在は第10シードに位置している。通算成績は36勝41敗で、残りはわずか5試合。第9シードのロサンゼルス・クリッパーズとの差を考えると、ウォリアーズがプレーオフに進出するためにはプレイイン・トーナメントを2勝する必要がある状況だ。
2026年のプレイイン・トーナメントは4月14日〜17日に開催され、プレーオフ本戦は4月18日に開幕する。カリーの復帰が残り5試合でチームにどれほどの勢いをもたらすかが、ウォリアーズのポストシーズン進出を左右する最大のポイントとなるだろう。
今後の展望
カリーの復帰はウォリアーズファンにとって大きな希望だが、レギュラーシーズン残り5試合という限られた時間の中で、チームの連携を取り戻せるかが課題となる。長期離脱からの復帰直後に万全のパフォーマンスを発揮できるかは未知数であり、カリー自身も「ニューノーマル(新しい日常)」として膝の状態と向き合いながらプレーしていく姿勢を示している。
それでも、NBA史上最高のシューターと呼ばれるカリーの存在は、それだけでチームメイトやファンに計り知れないエネルギーをもたらす。プレイイン・トーナメントに向けた最後の追い込みで、カリーの「伝説の帰還」がウォリアーズに奇跡を起こせるか、全米の注目が集まっている。

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