ウェンバンヤマが肋骨負傷も「構造的損傷なし」の朗報!スパーズは60勝到達、キャッスルのトリプルダブルで76ers撃破

サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマ
画像引用元: Wikimedia Commons(CC BY 4.0)

ウェンバンヤマが76ers戦で肋骨を負傷、前半で退場

サンアントニオ・スパーズのエース、ビクター・ウェンバンヤマが4月6日(現地時間)のフィラデルフィア・76ers戦で左肋骨挫傷を負い、前半で退場した。第2クォーター残り10分47秒、76ersのポール・ジョージとハーフコート付近で接触した際に負傷。ウェンバンヤマはそれまでに7本中11本のシュートを決め17得点、5リバウンド、3ブロックと好調だったが、後半はプレーできなかった。

MRI検査で「構造的損傷なし」、デイ・トゥ・デイの状態に

しかし4月8日、スパーズファンに朗報が届いた。MRI検査の結果、ウェンバンヤマの肋骨に構造的な損傷は見つからず、「デイ・トゥ・デイ(日々の経過観察)」に分類された。チーム内部では、レギュラーシーズン残り3試合のうち少なくとも1試合には復帰できるとの見方が強まっている。

この復帰の見通しは、個人賞の受賞資格にも直結する重要なポイントだ。MVP、最優秀守備選手賞、オールNBAなどの個人賞を受賞するためには、残り試合で少なくとも20分以上プレーする必要がある。今季のウェンバンヤマはMVPレースでSGA(シェイ・ギルジャス=アレクサンダー)やニコラ・ヨキッチと三つ巴の争いを繰り広げており、受賞資格を失うわけにはいかない。

キャッスルがトリプルダブルでチームを牽引、スパーズ60勝到達

エースが離脱した後半も、スパーズは総力戦で76ersを圧倒した。ステフォン・キャッスルが17得点、13アシスト、10リバウンドのトリプルダブル(今季5回目)を記録し、チームを見事にリード。ウェンバンヤマの代わりに後半のスターターを務めたルーク・コーネットも10得点3リバウンドで貢献し、最終スコア115-102で勝利を収めた。

76ers側ではジョエル・エンビードが34得点12リバウンドの活躍を見せたが、チーム全体の力でスパーズが上回った。

この勝利でスパーズは今季60勝目に到達。2016-17シーズン以来、実に9年ぶりとなる60勝シーズンという快挙を達成した。現在の成績は60勝19敗で、西カンファレンス2位につけている。

今後の展望:プレーオフに向けた課題と期待

レギュラーシーズンは4月12日に終了し、4月14日からプレーイントーナメント、4月18日からプレーオフ第1ラウンドが始まる。西カンファレンス首位のオクラホマシティ・サンダー(62勝16敗)との差は2.5ゲームで、1位シード獲得は難しい状況だが、2位シードは確実な見通しだ。

ウェンバンヤマの早期復帰が確認されれば、スパーズのプレーオフでの躍進にも大きな期待がかかる。今季のスパーズはウェンバンヤマを中心に、キャッスルの成長やチーム全体のディフェンス力など、多くの武器を持っており、優勝候補の一角として名前が挙がる存在だ。まずはウェンバンヤマの完全回復を待ちつつ、プレーオフに向けた万全の準備を整えたい。