
画像引用元: Sneaker Bar Detroit
トリプルダブル209回——記録の男が現役を退く
ラッセル・ウェストブルックが8月12日、自身のSNSで現役引退を発表した。37歳。NBA18シーズンを戦い抜き、通算トリプルダブル209回という歴代1位の記録を残してコートを去る。
最終シーズンとなった2025-26シーズンはサクラメント・キングスでプレー。64試合(58先発)に出場し、平均15.2得点5.4リバウンド6.7アシスト1.3スティールを記録した。アシストとスティールはチームトップの数字であり、37歳にして依然として戦力であったことがわかる。オファーが尽きたわけではない中での決断だった。
主要スタッツ・キャリアハイライト
- NBA通算トリプルダブル209回——歴代1位
- 2017年MVP(平均31.6得点10.7リバウンド10.4アシストでシーズン平均トリプルダブル達成)
- オールスター選出9回
- 通算アシスト歴代5位
- 通算得点歴代14位
- 最終シーズンにガードとして史上初の通算9,000リバウンド超えを達成
- 18シーズンでThunder、Rockets、Wizards、Lakers、Clippers、Nuggets、Kingsを渡り歩いた
背景・ストーリー
ウェストブルックのキャリアは、称賛と議論が常に同居してきた。爆発的な身体能力とトランジションでの破壊力は他に代えがたい一方、シュート効率やスペーシングを巡る評価は分かれ続けた。それでも、シーズン平均トリプルダブルを複数回達成した選手は彼とオスカー・ロバートソンしかいない。
バッシュの世界においてもウェストブルックは特異な存在だった。Jordan Brandと契約し、自身のシグネチャーライン「Why Not Zer0.」シリーズを持つ数少ない選手のひとりとなった。
Thunder時代に遺した幻のAir Jordan 10 PE
シグネチャーラインを得る前、ウェストブルックはオクラホマシティ時代に数多くのレトロJordan PEを支給されていた。中でも2014年に製作されたAir Jordan 10「OKC」パックは、Home(ホワイトレザー)とAway(ブラックレザー)の対になった仕様で、いずれもThunderカラーで統一されている。
タンとミッドソールに鮮やかなブルー、シューレースループなどにオレンジを配置。ブルーのレースがオレンジのストラップの上に重なり、カラー付近にはオレンジ×ブルーの刺繍が入る。ライニングとヒールプルタブにはマルチカラーのパターンが使われ、アウトソールはAir Jordan 10らしいクリアソールにオレンジのトラクションセクションという構成だ。
これらは完全なウェストブルック専用PEであり、一般販売されたことは一度もない。引退のタイミングで改めて振り返ると、彼がJordan Brandに深く食い込んでいく過程を示す資料としても興味深い一足である。
今後の展望
引退後の去就は現時点で未発表。Jordan Brandとの関係が今後どう続くのか、「Why Not Zer0.」シリーズのレトロ展開があるのかどうかにも注目したい。
Sources: NBA.com, ESPN, Sneaker Bar Detroit
画像は2014年製作のAir Jordan 10「OKC」PE。
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