
概要(価格・スペック要点)
定価の目安:$200(約**¥30,900** ※1USD=154.45円換算の目安)
Nike G.T. Futureは、見た目のインパクトが強く「未来感」のあるデザインが魅力ですが、パフォーマンス面ではかなり評価が割れるモデルです。レビューを総合すると、**クッションとトラクションは“良い側”**に入りやすい一方で、素材の硬さ(屈曲のしにくさ)、前足部の極端な細さ、**踵のホールド不足(ヒールスリップ)**が原因で、バスケ用途としては「合う人が限られる」「普段履き寄り」と結論づけるレビュワーも目立ちます。
つまりこの靴は、スペックだけで判断すると期待が膨らみやすい反面、フィットとロックダウンが噛み合わないと一気に評価が崩れるタイプ。購入前に“自分の足型とプレースタイルで成立するか”をしっかり想定するのが重要です。
TRACTION

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆(7.4/10)
トラクションの評価は7.4で、「ハマると良いが、安定感には条件が付く」という位置づけです。
- グリップ自体のポテンシャル
アウトソールパターンそのものは評価されやすく、クリーンな床〜やや埃程度なら“しっかり止まる”という声が出ています。踏み込みの瞬間の噛みや、切り返しでの横方向の粘りも、設計としては悪くない印象です。 - 評価が割れる理由(硬さ×環境)
一方で、床が汚れていたり、埃が多い環境だと滑りを感じる人がいて、トラクションの評価が上下します。特にこの靴は全体的に硬めの作りなので、足裏の接地感(“タイヤが路面に密着する感じ”)が作りにくい人は「滑る」と感じやすくなります。 - 実戦での対策
もし購入するなら、プレー中にワイプ(底拭き)をこまめにできるかが満足度に直結します。
また、ソックスの素材や湿度でも体感が変わるので、滑りが気になる人は「薄手より少し摩擦のあるソックス」「床が乾きやすい体育館」の組み合わせのほうが成立しやすいです。
CUSION

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆(8.2/10)
クッションの評価は8.2と高め。ただし「良さが出るまでに時間がかかる」クセがあります。
- “スペック豪華”だけど即効性は人を選ぶ
仕様としてはZoom系の反発を前面に押し出した構成で、当たる人にはバウンシー(跳ね返りが強い)に感じやすいです。ジャンプの踏み切りや、1stステップの加速で“押し返される”感覚を求める人には魅力。 - 硬さの壁(慣らし問題)
ただし、上側が硬い素材で包まれている影響もあり、履き始めは「曲がらない」「足がついてこない」と感じる人がいます。クッション自体の反発があっても、アッパーが硬くて足の動きが制限されると、反発の恩恵を受けにくいんです。 - 向いているプレーヤー像
・体重がある程度あり、踏み込みが強い(反発が活きやすい)
・“沈むクッション”より“弾くクッション”が好き
・シューズを育てる(慣らしてフィットさせる)ことに抵抗がない
この条件に当てはまるほど評価が上がりやすい印象です。
MATERIAL

⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆☆(6.0/10)
マテリアルの評価は6.0。ここが“性能評価が割れる”最大の要因です。
- 良い点:見た目の完成度と剛性感
Foamposite系の硬い外装は、見た目の存在感が強く、型崩れもしにくい。オフコート用途では「かっこいい」「未来感がある」と刺さりやすい素材です。 - 悪い点:硬い・重い・曲がらない
バスケでは、前足部がしなやかに曲がってくれるほど、ステップが自然になります。ところがこのモデルは硬さが強く、足の屈曲に対して素材が追従しにくいという声が出ています。結果として、- 走り出しがぎこちない
- 切り返しのテンポが落ちる
- 長時間で足が疲れやすい
という方向に繋がりがち。
- 快適性の落とし穴(擦れ・蒸れ)
さらに、タンやレース周りが薄く、締め上げ方によっては擦れや痛みにつながるという指摘もあります。通気性も強みではないので、暑い体育館や夏場の練習では蒸れがストレスになりやすいです。
SUPPORT

⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆☆(6.6/10)
サポートの評価は6.6。“硬さによる安定”と“踵の不安定”が同居します。
- 前足〜中足は守られやすい
外装が硬く、横方向へのブレは物理的に抑えられます。ミッドフットの剛性も出やすく、足が中でグニャっと倒れ込む感じは少ない。 - でも踵が決まらないと危ない
問題はヒール周り。踵のホールドが甘い(もしくは人によって合わない)と、切り返しで踵が浮く→中で足がズレる→踏ん張りが効かない、という悪循環が起きます。 - “サポートが強い”と言い切れない理由
つまり「素材が硬い=サポートが高い」になりそうで、実際はロックダウンが成立して初めてサポートになるタイプ。踵が抜ける人には、サポート面の評価が一気に落ちます。
FIT

⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆☆☆(5.6/10)
フィットの評価は5.6。この靴の最大の弱点で、購入の難しさはここにあります。
- 前足部がとにかく細い
テーパード(先細り)が強く、足幅が標準でも「つま先が圧迫される」「小指側が当たる」と感じやすい傾向。幅広の人はかなり厳しい可能性があります。 - 痛みが出やすいポイント
・前足部(小指側)
・甲周り(締め上げで当たりが強くなる)
・足首前側(レースの締め方で圧が集中)
こうした“当たり”が出ると、パフォーマンス以前に集中力を削られます。 - フィットが成立する人
・足幅が細め
・甲が低め
・普段から細身ラストのモデルが合う
こういう人なら成立する余地がありますが、万人向けではありません。
DURABILITY
⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆☆(6.0/10)
耐久性の評価は6.0(総合推定)。「削れにくそう」でも“長く快適に使えるか”は別問題です。
- 物理耐久は強そう
外装が硬く、見た目の印象としては頑丈。アウトソールも厚みがあり、短期でボロボロになる雰囲気は少ないです。 - 性能耐久(快適性の持続)が不安
ただし、硬さが強い靴は“馴染ませる過程”でストレスが出ます。足の当たりが強い人ほど、「履き慣らす前にやめる」=結果的に寿命が短く感じるケースが出やすい。
耐久性は“壊れない”だけでなく、“気持ちよく履ける期間”も大事なので、そこを含めると評価は伸びにくいです。
WIDTH
⭐⭐⭐⭐☆☆☆☆☆☆(4.5/10)
幅の評価は4.5。前足部はかなり細め寄りです。
- 標準足でもタイトに感じる可能性
「細足専用」とまでは言いませんが、一般的な“標準幅”でも余裕は少なめ。足幅が普通でも、長時間プレーで圧迫がストレスになる場合があります。 - 幅広足は要注意
幅広の人が無理に合わせると、- 指が重なって痛い
- 小指側が当たり続ける
- かばってフォームが崩れる
という典型的な失敗パターンに入りやすいです。
SIZE
⭐⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆☆(6.0/10)
サイズ感の評価は6.0。レビューでも推奨が割れやすく、足型依存が強いです。
- 基本方針(失敗しにくい考え方)
まず重要なのは「縦(長さ)」より「横(幅)」です。- 足幅が標準〜広め → +0.5を検討(圧迫回避を優先)
- 足幅が細め → 普段サイズ基準でも成立しやすい
- サイズを上げても解決しない場合がある
この靴は“細さ”と“踵のホールド”が同時に問題になることがあります。サイズを上げると前足の圧迫は減っても、踵がさらに抜けやすくなる人もいるため、サイズ調整が万能ではありません。 - 現実的な結論
可能なら試着が最強。試着できないなら、幅広の人ほど慎重に(最悪の場合「見た目は良いがバスケでは使えない」になりやすい)。
OUTDOOR
⭐⭐⭐⭐⭐☆☆☆☆☆(5.0/10)
アウトドアの評価は5.0で、「できなくはないが、積極的に勧めるほどではない」です。
- 向きそうに見える点:ラバーは厚めで、外装も頑丈そう。
- 向かない現実:屋外は摩耗よりも“足の自由度”が大事になる場面も多いですが、G.T. Futureは硬さが強く、疲労が溜まりやすい。さらに踵が不安定な人は屋外のイレギュラーな接地で不安が増えます。
- 屋外で使うなら:短時間のシューティング程度、もしくは「普段履きメインでたまに軽くボールを触る」くらいが現実的です。
まとめ
Nike G.T. Futureは、デザイン性とコンセプトの強さに惹かれる人が多い一方で、パフォーマンス面はかなり尖っています。
良い点は、クッションとトラクションの“ポテンシャル”。でも致命的になりやすいのが、硬い素材と極端な細さ、そして人によっては踵の抜け。
- おすすめできる人
・足幅が細めで、硬いシューズでも問題ない
・反発系クッションが好き(沈むより弾く)
・見た目も重視し、「普段履き+軽いプレー」も許容できる - おすすめしにくい人
・幅広、甲高、外反母趾気味
・踵が抜けやすい足型
・バッシュに“柔らかさ”“通気性”“万人向けの快適性”を求める
・埃が多い体育館がメイン(ワイプ運用ができない)
結論としては、**“刺さる人には刺さるが、競技用としては万人向けではない”**モデルです。
参考レビュワー
- RicheeKim
- Foot Doctor Zach
- Snkr Tech Talk(※HoopsGeek側で参照されることが多い系統)
- (補足)YouTube系のパフォーマンスレビュワー複数の所見も、概ね「見た目は最高だが硬さとフィットが課題」という方向に寄りやすい
バッシュ.com 
