
2025-26シーズンのNBAレギュラーシーズンが終わりに近づくなか、バスケットボール界最大のスター、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の今オフシーズンの去就が、リーグ全体の最大の話題となっている。レイカーズ残留か、生まれ故郷クリーブランドへの帰還か——その答えは、NBAの勢力図を大きく塗り替えることになる。
ドンチッチ・リーブス離脱でレイカーズに暗雲
今シーズン終盤、エースのルカ・ドンチッチが左ハムストリングのグレード2の負傷でレギュラーシーズン残り試合を欠場することとなり、レイカーズは大きな痛手を負った。ドンチッチは今シーズン64試合に出場し、平坧33.5得点、7.7リバウンド、8.3アシストという圧倒的な成績を残していたが(2026年4月5日時点)、プレーオフへの出場は不透明な状態だ。さらにオースティン・リーブスも左腹斜筋のグレード2の負傷でレギュラーシーズン残り試合を欠場しており、復帰はプレーオフ2回戦以降になる見込みだ。
主力2人を欠くなかでもレイカーズはウェスタン・カンファレンス第3シード(50勝27敗、2026年4月5日時点)を維持している。しかしチームの将来に対する不透明感は増しており、レブロン自身のオフシーズンの決断がさらに注目を集めている。
レブロンに浮上する複数の選択肢
ESPNの報道によると、レブロンのオフシーズンの選択肢として複数のシナリオが浮上しているという。最も現実的とみられるのは①レイカーズとの契約継続と②クリーブランド・キャバリアーズへの復帰の2択だ。キャブスは今シーズン東地区上位(48勝29敗、2026年4月5日時点)の好成績を収めており、さらにジェームズ・ハーデンのトレード獲得によりロスター強化を進めている。ESPNのスティーブン・A・スミスは番組内で「レブロンがクリーブランドに戻れば、キャブスは東地区の優勝候補になれる」との見解を示した。
ただし、レブロンが24年目のシーズンをプレーするかどうか自体がまだ不透明だ。レブロン自身も引退の可能性を示唆する発言をしており、去就は確定していない。また、仮にキャブスに復帰する場合、現在の年俸(約5,260万ドル)からの大幅な減額が必要になるとESPNのブライアン・ウィンドホーストは報じている。
41歳でも衰え知らず——記録更新の現役最長老
2025年12月30日に41歳を迎えたレブロン・ジェームズは、NBA史上最多得点記録保持者であり、2026年4月1日にはNBA通算最多勝利記録(レギュラーシーズン・プレーオフ合計1,229勝)も更新した現役最年長選手だ。今シーズンも平坧20.6得点、6.0リバウンド、6.9アシスト(2026年4月5日時点)を記録しており、2003-04シーズンに18歳でキャバリアーズからデビューしてから22年、今なおトップレベルのパフォーマンスを披露し続けている。
レブロンは2011-12シーズンにマイアミ・ヒートで初のNBAチャンピオンとなり、2013年には連覇を達成。2015-16シーズンにはキャバリアーズでクリーブランドを悲願の初優勝へ導き、ファイナルMVPを受賞した。2020年にはレイカーズでも王座に輝いており、通算4度の優勝を誇る。
今後の展望——決断のXデーはいつ?
レギュラーシーズンは4月12日に終了し、プレーイン・トーナメントが4月14〜17日、プレーオフ第1ラウンドが4月18日から始まる予定だ。レブロンのオフシーズンの決断は、レイカーズのプレーオフの結果や、ドンチッチのプレーオフ出場可能性などによっても大きく左右されるとみられる。
「キング・ジェームズ」の次の舞台は、レイカーズとなるのか、それともクリーブランドへの凱旋となるのか。2026年夏のFA市場で41歳のレブロンがどのような決断を下すか、NBAのみならず、アメリカスポーツ界全体が注視している。
※本記事の統計データは2026年4月5日時点のものです。レブロン・ジェームズの去就に関する記述は各メディアの報道に基づく推測を含みます。
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