バスケットボール殿堂2026年クラス発表!スタウダマイアー、ドック・リバース、ダントーニら9名が選出

アマレ・スタウダマイアー サンズ時代のシュートシーン
サンズ時代のアマレ・スタウダマイアー(画像引用元: Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0)

ネイスミス・バスケットボール殿堂が2026年の殿堂入りメンバーを正式発表

ネイスミス・バスケットボール殿堂は4月4日(現地時間)、NCAAファイナルフォーのティップオフに先立ち、2026年の殿堂入りクラスを正式に発表した。今年は選手4名、コーチ3名、チーム1組、審判1名の計9組が選出され、8月14日〜15日に行われる殿堂入りセレモニーで正式に表彰される。

NBA関連の主要殿堂入りメンバー

アマレ・スタウダマイアー(選手)

男子選手として唯一の選出となったスタウダマイアーは、2002年のNBAドラフトでフェニックス・サンズに指名されて以来、リーグを代表するパワーフォワードとして活躍した。6度のNBAオールスター選出(2005年、2007〜2011年)、2003年新人王受賞という輝かしい実績を持ち、サンズ時代の8シーズンでは平均21.4得点、8.3リバウンドという圧倒的な数字を残した。

特にスティーブ・ナッシュとのピック&ロールコンビはNBA史上屈指の破壊力を誇り、ダントーニHCの「セブンセカンズ・オア・レス」オフェンスの中核を担った。2010年にはニューヨーク・ニックスに移籍し、低迷していたチームの再建に大きく貢献。ニックスでの最初のシーズンには平均25.3得点を記録し、チームをプレーオフに導いた。

ドック・リバース(コーチ)

現在ミルウォーキー・バックスの指揮官を務めるリバースは、27シーズンにわたるNBAヘッドコーチとしてのキャリアで通算1,180勝以上を積み上げた。オーランド・マジック、ボストン・セルティックス、ロサンゼルス・クリッパーズ、フィラデルフィア・76ers、そしてバックスと5チームを率い、2008年にはセルティックスをNBA王座に導いた。2000年にはNBA最優秀コーチ賞も受賞している。

マイク・ダントーニ(コーチ・貢献者委員会枠)

「貢献者委員会」枠で選出されたダントーニは、現代NBAのオフェンススタイルに最も大きな影響を与えたコーチの一人だ。フェニックス・サンズ、ニューヨーク・ニックス、ロサンゼルス・レイカーズ、ヒューストン・ロケッツの4チームでHCを歴任し、通算1,199勝を記録。2005年と2017年の2度、最優秀コーチ賞を受賞した。

サンズ時代に確立した「セブンセカンズ・オア・レス」と呼ばれるアップテンポなオフェンスシステムは、スペースとペースを重視する現代NBAのバスケットボールスタイルの原型となった。ロケッツ時代にはジェームズ・ハーデンとのコンビで3ポイントシュート革命をさらに推し進め、NBAの戦術に革命的な変化をもたらした。

その他の殿堂入りメンバー

WNBA界からは3名の偉大な選手が選出された。キャンデス・パーカー(2度のMVP、2度のWNBA優勝)、エレナ・デレ・ダン(2度のMVP)、シャミーク・ホルズクロー(元WNBA1位指名選手)が名を連ねる。

さらに、大学バスケットボール界からはゴンザガ大学のマーク・フュー・コーチが選出。1996年アトランタ五輪で金メダルを獲得したアメリカ女子代表チーム、そしてNBAで長年活躍した審判のジョーイ・クロフォードも殿堂入りを果たした。

NBA界への影響と今後

今回の殿堂入りクラスは、特にNBAのオフェンス革命に貢献した人物が多く選出されたのが特徴的だ。スタウダマイアーとダントーニのサンズ時代のコンビネーションは、後のNBAのスモールボール革命やスリーポイント重視の戦術に繋がる先駆けとなった。

殿堂入りセレモニーは2026年8月14日〜15日にマサチューセッツ州スプリングフィールドのネイスミス・バスケットボール殿堂で開催される予定だ。NBAファンにとって、これらの偉大な功績を讃える場となることは間違いない。

ドック・リバース コーチ
ボストン・セルティックス時代のドック・リバースHC(画像引用元: Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0)