
NBA史上最年少50得点&2試合96得点の歴史的パフォーマンス
ダラス・マーベリックスのルーキー、クーパー・フラッグ(19歳)が驚異的なパフォーマンスを見せている。4月4日のオーランド・マジック戦でキャリアハイの51得点を記録し、続く4月6日のロサンゼルス・レイカーズ戦でも45得点をマーク。2試合合計96得点という圧倒的な数字を叩き出した。
特に注目すべきは、51得点を挙げたマジック戦だ。フラッグはフィールドゴール30本中19本成功(63.3%)、3ポイントシュート9本中6本成功、フリースロー7本中7本成功という驚異的な効率を見せた。19歳103日での50得点超えはNBA史上最年少の快挙であり、10代の選手として初めて50得点の壁を突破した。
ウィルト・チェンバレン以来の新人記録
2試合で96得点以上を記録したルーキーは、NBA史上フラッグとウィルト・チェンバレンの2人だけだ。また、連続2試合で40得点以上を記録したルーキーはNBA史上初であり、ルーキーとして連続40得点試合を達成したのは1997年のアレン・アイバーソン以来となる。
マジック戦の第4クォーターでは、ジェイソン・キッドHCとナジ・マーシャルが退場処分を受ける波乱の展開の中、フラッグが1人で24得点を奪い、チームを牽引した。フランク・ヴォーゲルACが代理指揮を執る中、残り3分35秒でフラッグを一度ベンチに下げたものの、すぐにタイムアウトを取って再びコートに戻す場面もあった。
新人王レースが大逆転!ヌッペルを逆転しオッズでトップに
この衝撃的なパフォーマンスにより、新人王(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)レースの構図が大きく変わった。それまでトップを走っていたシャーロット・ホーネッツのコン・ヌッペルを抜き、フラッグがベッティングオッズで-250の本命に浮上した(ヌッペルは+180)。
ヌッペルは今シーズン72試合に出場し、平均19.1得点、5.3リバウンド、3.5アシストを記録。ルーキーとしてNBA新記録となる265本の3ポイントシュートを成功させており、その安定感と出場試合数の多さは大きな強みだ。一方、フラッグは67試合で平均21.2得点、6.6リバウンド、4.5アシストと、1試合あたりの数字ではヌッペルを上回っている。
NBA公式のルーキーラダーでは依然としてヌッペルが1位を維持しているものの、フラッグの直近の爆発力は投票者に大きなインパクトを与えることは間違いない。
フラッグの本音「一番記憶に残るのは負けたこと」
個人成績では歴史的な数字を残しているフラッグだが、チームのマーベリックスはプレーオフ圏外に沈んでいる。シーズンで最も記憶に残ることを聞かれたフラッグは「負けたことだと思う。負けるのは本当につらい」と率直な胸の内を明かした。その上で「この経験を糧にして、夏中モチベーションにして、来シーズンに備える」と前を向いた。
2025年ドラフト全体1位指名でマーベリックスに加入したフラッグ。チームはルカ・ドンチッチのトレード後、再建期に入っているが、フラッグの存在がフランチャイズの未来を明るく照らしていることは間違いない。レギュラーシーズン最終週、フラッグのさらなる活躍から目が離せない。
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