
エースの劇的復帰とダブルダブル
デトロイト・ピストンズのエース、ケイド・カニングハムが4月9日のミルウォーキー・バックス戦で肺気胸(気胸)から復帰を果たした。3月17日のワシントン・ウィザーズ戦でルーズボール争いの際に相手選手の膝が背中に接触し、左肺の気胸と診断されて以来、11試合を欠場していた。
復帰戦となったバックス戦では、26分間の出場で13得点(FG6/11)、10アシスト、5リバウンドのダブルダブルを記録。チームは137-111で快勝し、カニングハムの出場中にチームは+12のプラスマイナスを記録した。ブランクを感じさせないパフォーマンスで、ファンに安心感を与えた。
2007年以来の快挙:東カンファレンス1位シード獲得
ピストンズは4月5日のフィラデルフィア・76ers戦に116-93で勝利し、2006-07シーズン以来となる東カンファレンスの1位シードを確定させた。この試合ではトバイアス・ハリスが19得点、ダニス・ジェンキンスが16得点14アシストの活躍を見せた。
注目すべきは、カニングハム不在の11試合でチームが7勝2敗という好成績を残したことだ。2敗はいずれもオーバータイムでの惜敗であり、チーム全体の底力が証明された。カニングハムの離脱前の成績は平均24.5得点、9.9アシスト(NBA全体2位、ニコラ・ヨキッチに次ぐ)、5.6リバウンド、1.5スティールと、キャリアベストのシーズンを送っていた。
65試合ルールとの闘い
カニングハムの復帰にはもう一つ重要な意味がある。NBAが導入した「65試合ルール」だ。シーズン終了後の各賞(MVP、オールNBAなど)の選考対象となるには、レギュラーシーズン82試合中65試合以上に出場する必要がある。カニングハム自身も復帰後にこのルールについて複雑な心境を語っており、怪我で欠場した選手がペナルティを受けることへの議論が続いている。
プレーオフへの展望
レギュラーシーズン最終日を迎え、ピストンズは東カンファレンス1位シードとしてプレーオフに臨む。4月14日からのプレーイン・トーナメントを経て、4月18日にプレーオフが開幕する。エースが復帰し、チーム力も証明済みのピストンズは、2004年以来のNBAファイナル制覇を目指す。カニングハムの健康状態が万全であれば、東カンファレンスの大本命として注目を集めることは間違いないだろう。
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