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Embiid時代9年で6度目のセカンドラウンド敗退——「ビッグ3」構想が限界点に
Philadelphia 76ersはニックスに2026プレーオフ第2ラウンドで0-4のスイープ敗退を喫し、シーズンを終えた。Game 4は144-114の30点差大敗で、シリーズ4試合平均22点差以上という「徹底的な完敗」となった。Joel EmbiidがNBAデビューしてから9年で6度目のセカンドラウンド敗退となり、首脳陣の責任問題と全面的なロスター再構築論が再燃している。
主要な数字・問題点
- 4試合平均得点差:22点超(4試合中3試合が二桁敗北)
- ビッグ3(Embiid/Maxey/George)共演試合数:直近2年でわずか36試合・742分
- 同共演率:チーム全試合の22%、全プレイ時間の10%未満
- 3選手のサラリー占有率:チーム総額の約94%
- Maxey:シーズン中にキャリア初のオールスター先発に選出
- FA予定:Kelly Oubre Jr.、Quentin Grimes、Andre Drummond等の主力
背景・ストーリー
Paul Georgeを4年212百万ドルで獲得した2024年夏から2シーズン、Embiid・Maxey・Georgeのビッグ3は実質ほとんど揃って稼働できていない。Embiidの膝・足首・腰の慢性的トラブル、Georgeの欠場の多さなど、健康面の問題が常にチームを蝕んでいる。Daryl Morey GMが描いたチャンピオンシップ構想は、3シーズン連続で「健康ありき」の前提が崩れる結果となった。
明るい材料として、若手のTyrese Maxey(25歳)とVJ Edgecombe(20歳)はチームの将来を担うコアになる可能性を秘める。Edgecombeがプレイメーカーとして成長すれば、76ersの新たな看板コンビになりうる。一方で、Embiidの将来とGeorgeの長期契約の整理は避けて通れない課題だ。
今後の展望
球団社長(President of Basketball Operations)が不在のまま今オフを迎える76ersは、難しい再構築議論を進めざるを得ない。Embiidのトレード可能性、Georgeの契約整理、Maxey中心への移行など、選択肢は多岐にわたる。NBAドラフトロッタリーで指名権を持たない76ersは、トレードでの動きが鍵となる。
「For Me, This Was a Success(個人的にはこれは成功だ)」とスイープ敗退後に語ったEmbiidの言葉が示すように、本人の意識と球団の現実が乖離している印象も。新シーズン開幕までの数ヶ月で、フィラデルフィアの方針が大きく変わる可能性は高い。
Sources: ESPN, NBC Sports Philadelphia, Inquirer, NBA.com
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