SGA vs ウェンバンヤマ、MVP争いが最終局面!サンダー61勝でも油断禁物、スパーズの怪物が猛追

2025-26シーズンのNBAは残り1週間を切り、MVP争いがいよいよ佳境を迎えている。今季最有力候補のシャイ・ギルジャス=アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)と、フランスが誇る怪物ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)の一騎打ちは、ファンのみならずメディアの注目も独占している。

SGAが盤石のリード — 61勝という圧倒的な数字

サンダーは現在61勝16敗でリーグ最高勝率を誇り、SGA自身も平均31.6得点・4.4リバウンド・6.5アシスト・1.4スティール(フィールドゴール成功率55.3%・3P成功率38.2%・フリースロー成功率88.0%)という圧巻のスタッツを64試合で記録している。

ESPNが今週実施した最終MVPストロー投票では、SGAが88票の1位票を獲得し、958ポイントで堂々トップ。2位のウェンバンヤマに300ポイント以上の差をつけており、5週連続でトップの座を守り続けている。カルメロ・アンソニーをはじめとする元選手・専門家たちも「SGAのMVPはロック(確実)」と太鼓判を押す声が多い。

シャイ・ギルジャス=アレクサンダー(カナダ代表 2023年FIBAワールドカップ)
シャイ・ギルジャス=アレクサンダー(2023年FIBAワールドカップ)
画像引用元: Wikimedia Commons / Sandro Halank (CC BY-SA 4.0)

ウェンバンヤマの猛追 — NBA公式ラダーで一時1位に

一方のウェンバンヤマも黙ってはいない。3月27日にNBA公式が発表した「Kia MVPラダー」では、驚くべきことにウェンバンヤマがSGAを抜いて1位に浮上した。スパーズは今年2月上旬から29試合で27勝という驚異的なペースで勝利を積み重ね、現在59勝18敗で西地区2位につけている。

ウェンバンヤマのシーズン成績は平均24.7得点・11.5リバウンド・3.0アシスト・3.1ブロックと、得点だけでなくリバウンドとブロックでも圧倒的な存在感を見せている。特にブロック部門ではリーグトップクラスの数字を維持しており、守備面での貢献が評価の鍵となっている。

MVP争いの行方と残り試合の焦点

残りわずかなレギュラーシーズン(最終日は4月12日)を前に、この2人の差は極めて僅差だ。SGAはチームの勝率・個人成績ともに申し分なく、ESPN投票では大差をつけている。しかし、NBA公式ラダーでウェンバンヤマが一時首位に立った事実は、選手の絶対的なインパクトを重視する評価軸においては依然として互角であることを示している。

注目すべきは、今季はニコラ・ヨキッチ(3位)、ルカ・ドンチッチ(4位)、ジェイレン・ブラウン(5位)も上位に名を連ね、NBA史上まれに見る大混戦のMVPレースとなっている点だ。しかし、ドンチッチはハムストリングの負傷でレギュラーシーズン全休が確定しており、事実上SGA対ウェンバンヤマの一騎打ちとなっている。

今後の展望

4月12日のシーズン最終日まで、SGAとウェンバンヤマはともに残り試合で好パフォーマンスを続け、選考委員への最後のアピールに集中するはずだ。プレーオフ(4月18日開幕)ではサンダーとスパーズはそれぞれ西地区1位・2位としてタイトルを争うことになるが、MVPの行方はそれに先立つ大きな注目ポイントとなっている。

果たして2年連続でSGAがMVPを手にするのか、それともウェンバンヤマがNBA2年目にして歴史的なトロフィーを掴み取るのか。バスケットボールファン注目の結果は、シーズン終盤に明らかになる。